マクドナルドといえば、黄色い服に赤い髪のピエロ「ドナルド・マクドナルド」が有名ですね!
しかし、いつの間にか、CMでも店舗でも見かけなくなりました。
ドナルド以外にも見なくなったマクドナルドのキャラクターたちがいます。
今回は消えた理由について調べちゃいます!
マクドナルドのキャラクターが帰ってくる?
Xに公式アカウントから投稿がありました!
帰ってくるよ。 pic.twitter.com/oC9WSJOhk5
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) September 12, 2024
公式サイトにも表記されています。
まだどんなふうに帰ってくるのかは分かりませんが、原色多用のカラフルなキャラクターたちを見て、「懐かしい!」と思った方も多いはず。
しかし、一番有名な「ドナルド」の存在がありませんでした。
ドナルド・マクドナルドって?
どんなキャラクター?
ドナルド・マクドナルドは、ファストフードチェーンマクドナルドのマスコットキャラクターである。
1963年にローカルテレビの広告用キャラクターとして誕生し、一時期アメリカ合衆国において、児童の認知率が96%を叩き出しアメリカ一知られたファストフードの宣伝キャラクターとなった。
その認知度はアメリカに留まらないうえに、31カ国語を操るとされる超国際派である。
ーWikipediaより
英語名は「ロナルド・マクドナルド」
日本人に発音しにくいからと「ドナルド・マクドナルド」と表記されるようになっているそうです。
マクドナルドランド(架空)の住人。
嬉しい時は「ランランルー」と言っています(特に意味はないのだとか)。
CMではいつから見なくなった?
J-CASTニュースの2014年1月6日付記事によると、「ドナルドがCMに出なくなったのは2007年6月末以降」。
約17年前から、既にテレビに出ていないことになります。
そんなに前から見なくなっていたのかーとびっくりですメー
消えた理由3選
なぜ見なくなったのでしょうか?
米国市民が「反ドナルド運動」を実施したから?
2010年(平成22年)5月24日、企業活動の監視を行う非営利団体がマクドナルドに対し、ドナルドの「引退」を含む販促活動の自粛を要求した。同団体は、ドナルドなど子供に人気のキャラクターを使ったマクドナルドの販促活動が、不健康な高カロリー食品の需要をあおったと主張。
一方マクドナルドは、「ドナルドはバランスがとれた食生活を提案している。彼の存在は永遠だ」として活動自粛要請を拒否した。
ーWikipediaより
「子どもたちが肥満や糖尿病などの不健康になったのはファストフードが悪い!」と
マクドナルドの顔である「ドナルド」がその不健康な世界に導いた悪者とされてしまったようです。
2016年8月から全米で起きているピエロ騒動のためドナルドの登場機会を減らすとマクドナルド社が2016年10月、CNNに回答した。
ーWikipediaより
また、2016年に全米で通行人が不気味なピエロによって追い回されたり、いたずらされたりする事件が相次ぎました。
ピエロが現れて、子どもたちを森へ連れ込もうとしたり、ナイフを持って追いかけたりということが起き、「ピエロ騒動」に発展しました。
こうした騒ぎに配慮して、マクドナルド側がCMにドナルドを出さなくなったとされています。
日本のマクドナルドが広告戦略を変更?
最近の日本国内のTVCMを見ても、商品を購入する社会人を意識したつくりが多く感じられます。
日本マクドナルドによると、ドナルドがCMに出なくなったのは2007年6月末以降だという。
「マーケティングの戦略上、商品やキャンペーン内容そのものを取り上げて紹介した方が伝わりやすいとの理由」だと広報担当者は説明されています。
サロン・ドット・コムの記事では、米ファストフード業界のコンサルタントがドナルドの「CM降板」の背景を分析している。1970~80年代にかけての広告戦略は、「マクドナルドランド」に住むドナルドとその仲間が子どもたちを楽しませるためにやって来たという「おとぎ話」のストーリーだった。この世代が成長すると、もっと洗練されたアピール方法が必要となった。スポーツ選手や芸能人といった知名度の高い有名人を登用する一方、「夢の世界」はわきに追いやられ、ドナルドもCMでの地位を失っていったのではないかという。
−JCASTニュースより
時代とともにCMや広告戦略の仕方も変わってきています。
キャラクターを多用するより、商品そのものに力を入れているようです。
さらに商品を売り込むためには、架空のキャラクターよりも実在する人物の方が、
- 商品の魅力や特徴を伝えやすい
- 消費者が、身近な商品と感じやすい
と考えた可能性もあると思われます。
好きなタレントさんが美味しそうに食べていたら、食べてみたくなりますメー
なんとなく「怖い」から?
ピエロの存在そのものになんとなく恐怖心を覚えてしまう人もいるようです。
「ピエロ恐怖症(道化恐怖症)」という症状もあります。
道化恐怖症は、恐怖症のひとつ。メーキャップしたピエロを見ると、本来ゆかいなおどけものを象徴したそのキャラクターに対して極めて恐怖感を覚える病的な心理。ピエロ恐怖症、クラウン恐怖症。
ーWikipediaより
・白塗りの顔が無表情で感情が読み取れないから
・幼少期に見た映画のピエロが悪役で怖いイメージが植え付けられたから
こんな理由で苦手になってしまうようです。
子どもの頃の体験から、大人になってもピエロが不気味に思えて、「怖い」と感じてしまうのでしょう。
欧米でも多く、ピエロ恐怖症は7人に1人だとか。
恐怖心が強く出る人では、
・動悸が激しくなる
・気を失って倒れる
という深刻な悩みを抱えている方もいるようです。
ジョニー・デップもピエロ恐怖症とカミングアウトしてますメー。克服するために家にピエロのぬいぐるみを置いてるそうですメー
いかなる理由にせよ、これだけ重なるとドナルドのCM起用は難しそうです。
ドナルドからしたら、時代の変化によって中心にいたCMに出ることができなくなったのは悲しいかもしれませんね。
どんなCMだった?
30代より上の世代ではお馴染みのCMではないでしょうか。
ドナルド以外にも見なくなったキャラクターがいるCMもありますね。
かつてのマクドナルドのCMでは、子どもたちの横にドナルドがいました。
どことなく哀愁を感じますメー
まとめ
マクドナルド公式がXに投稿した「帰ってくるよー」のキャラクターの中にドナルドはいませんでした。
理由は、
・「反ドナルド運動」があったから
・広報戦略の変更
・なんとなく怖いから
が考えられました。
今後、ハッピーセットやCM等で、かつてのキャラクターが復活したら、彼らとともにドナルドの過去の栄光も思い出してあげましょう!
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